博物館についてABOUT MUSEUM
当館概要
当館は1925(大正14)年に開館しました。
当館が収蔵・展示している資料(約6万点)は開館以来収集した考古資料や古文書、古書籍、絵図、地図、写真、陶磁器、漆器、化石などの郷土資料や、坂出塩田を築いた久米通賢関係の資料です。久米資料のうち1061点は、2014(平成26)年に重要文化財に指定されています。
博物館のあゆみ
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1918
大正7年3月
鎌田共済会創立 -
1925
大正14年5月
郷土博物館が開館し、陳列物観覧(展覧会)を開始する1925年 開館当時 -
1933
昭和8年10月
館を増築し、1.5倍広くなる1934年 2階展示室 -
1945
昭和20年5月長期休館
休館中の建物は臨時市立診療所や理容学校、
珠算学校などに利用される1945年頃 理容学校時代 -
1953
昭和28年
土・日のみの臨時開館開始 -
1954
昭和29年3月
機関誌「郷土文化」発刊 -
1955
昭和30年4月
本格的に活動を再開する1983年 1階展示室 -
1992
平成4年1月
JR予讃線高架工事のため解体され、立退く
現建物(旧図書館)1階に移転し展示開館 -
1998
平成10年12月
館の建物が国の登録有形文化財となる -
1999
平成11年
建物の保存修理工事を開始する
2001(平成13)年4月完了 -
2018
平成26年8月
「久米通賢関係資料」が重要文化財(歴史資料)に指定される
1925年 開館当時
1934年 2階展示室
1945年頃 理容学校時代
1983年 1階展示室
建物について
郷土博物館の建物は、1922(大正11)年に、香川県の技師富士精一監修の下、竹中工務店の設計施工で建設されました。地上3階建ての鉄筋コンクリート造の建物で、外壁はモルタル塗の掻き落し仕上げと思われます。半円形の窓や石造風の壁面、2階上部の波を打ったようなコーニスに施された半円形の装飾に特徴があり、初期の本格的鉄筋コンクリート造建築としても貴重な建物です。
当初は図書館として建築され、70年間使用されてきましたが、1992(平成4)年4月からは郷土博物館として再活用されています。
1998(平成10)年12月11日には国土の歴史的景観に寄与しているものとして、国の有形文化財に登録されました。その翌年から早川正夫建築設計事務所の監修による建物の保存修理工事が行われ、2001(平成13)年4月に完了し、現在に至ります。