展示室案内EXHIBITION

鎌田共済会郷土博物館には様々な収蔵品があります。

香川に関する歴史資料を中心に、古文書、古書籍、絵図、写真、考古資料など約6万点を所蔵しています。

[主な資料]
久米通賢資料(重要文化財)、鉄地金銀象嵌獣面紋大刀柄頭(香川県指定文化財)、慶長版太平記(坂出市指定文化財)、考古資料、古文書、古書籍、絵図、写真、漆器、陶磁器、化石など

第1展示室自然災害関係資料を読む、伝える、活かす

関東大震災(1923:大正12年9月1日)から今年で100年目を迎えました。また最近では、近い将来に想定される南海トラフ巨大地震が及ぼす影響とその対策について真剣な検討が進められています。今回は当館所蔵資料の中から、自然災害関係資料(特に江戸時代の「安政の大地震」と、大正時代の「関東大震災」に関するもの)を紹介します。

主な展示物

  • 『江戸御供道中記』

    『江戸御供道中記』

    1854(嘉永7)年11月8日~11日条
    縦23.7✕横16.8㎝、  写本1冊
    1854(嘉永7)年、讃岐金刀比羅宮の別当・金光院の住職が徳川将軍の代替わり後に江戸参府して登城し、江戸から讃岐へ向けて出発する直前に大地震に遭遇、帰路の道中、地震・津浪・火災による被害を目撃、道中記にその惨状を書き残しました。

  • 『安政見聞誌(中)』「新吉原遊女屋家潰崩図」

    『安政見聞誌(中)』「新吉原遊女屋家潰崩図」

    安政年間(1854~1860)
    縦24.5✕横17.4㎝、  木版刷、  上・中・下3冊
    1855(安政2)年10月2日、関東地方南部で起きた大地震(安政江戸地震)の被害状況について、戯作者の仮名垣魯文が版元(出版者)の依頼を受けて作成したもの。江戸時代の地震ルポルタージュ文学の傑作と言われています。当図は、地震の強い揺れによって、遊女屋の2階が崩れる様子を描いたものです。

  • 『大正 大震災大火災』「大震災記」

    『大正 大震災大火災』「大震災記」

    1923(大正12)年10月1日発行、 大日本雄弁会・講談社刊
    縦22.0✕横15.0㎝、 活版印刷1冊
    関東大震災の惨状を写真77点と本文300頁でまとめたもの。発行部数400万部を越えるベストセラーになりました。

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TEL. 0877-46-2275

[受付時間 9:30-16:30(休館日を除く)]
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