展示室案内EXHIBITION
鎌田共済会郷土博物館には様々な収蔵品があります。
香川に関する歴史資料を中心に近世から近代の書画、和書、古文書、工芸品、写真、出土品、化石、鉱物など約6万点を所蔵しています。
[主な資料]
久米通賢資料(重要文化財)・平賀源内資料・鬼面象嵌大刀柄頭(香川県指定文化財)・慶長版太平記(坂出市指定文化財)・和本・書画・古文書・写真・出土品・漆器・陶磁器・化石・鉱物・新聞(香川新報他)・鎌田勝太郎資料
第3展示室郷土博物館100年の活動史
鎌田共済会郷土博物館は、1925(大正14)年の開館以来、地域の歴史と文化を守り伝える場として歩み続けてまいりました。そして本年、設立100年という大きな節目を迎えることができました。これを機に、本展では博物館の運営にかかわる資料をもとに、これまでの活動の歩みを振り返ります。

主な展示物
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博物館陳列品絵葉書(歴史部) 第一輯
博物館陳列品絵葉書(歴史部) 第一輯
博物館建物、皇太子殿下行啓記念碑、第1回陳列資料の中から10点を選び計12点を絵葉書にして松平家や京極家など資料出品者のほか、県内の学校や研究者等に寄贈しました。
絵葉書は第1回・第2回陳列のときにしか作られず、第3回陳列以降は、陳列品解説が作成されるようになりました。 -
鎌田共済会雑誌
鎌田共済会雑誌
鎌田共済会の機関誌として発行し、鎌田共済会各施設の事業報告や研究論考、識者の寄稿等が掲載されていました。
調査研究の成果として様々なテーマの研究論考が連載されています。 -
金刀比羅宮御神事場之図
金刀比羅宮御神事場之図
資料収集の一環として絵図や古文書の写しをとり、所蔵資料としていました。
当館所蔵絵図の多くは、調査部が模写したものです。
この絵図は金毘羅参詣の参拝者向けの土産物として販売された「こんぴら絵図」と呼ばれる木版画を、筆を使って模写しています。 -
星眼鏡(重要文化財)
星眼鏡(重要文化財)
久米通賢の自作と伝えられる天体望遠鏡です。
鏡筒および架台部はともに木製で、もとは三枚のレンズを持っていました。
計算上では内筒を伸ばさない状態で26倍の倍率を持ちます。 -
御内御用側量方位記乙(重要文化財)
御内御用側量方位記乙(重要文化財)
測量現場での野帳。測量地点の記号(イ、ロ、ハなど)と方位、測点間の距離が記録されています。
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地平儀(重要文化財)
地平儀(重要文化財)
測量器具で、目標とする地点の方位角を測る時に使います。久米通賢が製作した器具です。
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内間銅鐸(香川県指定有形文化財)
内間銅鐸(香川県指定有形文化財)
高さは29.7㎝、裾部の長径15.7㎝・短径9.7㎝、重量は1019g。銅鐸としては小型に属す、扁平鈕式四区袈裟襷文です。(藤瀬雄輔撮影)
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内間銅鐸拓本
内間銅鐸拓本
1931(昭和6)年6月24日拓
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「綾歌郡陶村銅鐸発見状況ノ大概」
「綾歌郡陶村銅鐸発見状況ノ大概」
内間銅鐸を発見した時の状況が詳しく説明されています。1931(昭和6)年に当時の当館職員によって調査・記録されました。